スポーツ障害別のストレッチングⅢ
3. 肘のスポーツ障害
肘のスポーツ障害には、脱臼や関節鼠、上腕骨の内・外側上顆炎などがあげられますが、今回はテニス肘について触れていきたいと思います。
テニス肘は手関節・手指の屈伸筋群のオーバーユースによって生じる肘痛を主訴とした障害です。したがってテニスのみならず、バドミントンやスカッシュなどの手首を使うラケットスポーツにみられることが多いようです。
テニス肘は内側・外側の二つの型に分けられます。
外側型はバックハンドストロークによって発生するもので、テニス初心者やウィークエンドプレイヤーに多く、その発生頻度も高いようです。初心者では肘関節が軽度屈曲位となり、インパクトの瞬間、手関節を使ってボールを返そうとするためか、前腕の回外伸筋群が強く収縮して負担がかかってしまいます。フォアハンドストロークのときでもインパクトのときは伸筋群が収縮するため、オーバーユース障害を起こしやすくなります。
内側型は熟練者に多く、トップスピンを打つときに、フォアハンドストロークやサービスの際、手関節を強く掌屈するため回内屈筋群に負担がかかり発生します。
これらの屈伸筋群への過剰なストレスによって、上腕骨付着部骨膜およびその周囲の筋腱に微小な断裂が起こり、軽度の炎症性変化が出現すると考えられています。
正しいフォームや自分に合った道具選びは障害を予防するためには欠かせないポイントです。
それに加えてウォーミングアップやスポーツ後のアイシングやストレッチ等も重要となってきますので、是非習慣化されることをお勧めします。
上記に示した筋群の具体的なストレッチ方法はインプルーヴ(IM・PROVE)でも指導しております。
施術の際にご要望があれば指導させていただきます。
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