リカバリーⅢ

query_builder 2020/10/01
ブログ
ΞIM・PROVEΞ

 今回は前回の続きで、疲労物質の除去に有効な方法として実施されているアイスバスについて書かせていただきます。

 その効果は、下記に示す通り多岐にわたります。

水圧によるマッサージ効果で疲労物質を押し出す。

浮力により脊柱起立筋などの抗重力筋の筋活動を低下させ、筋が緩

 む。

深部体温、細胞の温度の低下。

神経のリカバリーの促進。

トレーニングやゲーム後の筋・結合組織の浮腫による二次損傷を防

 ぐ。

中枢神経を刺激して覚醒を促す。

関節・筋の周囲の痛みを低下させる。

血液中のクレアチンキナーゼレベルを低下させる。

動脈の血圧増加。

心拍数・心拍出量の低下。

 上記からアイスバスが有効なリカバリー方法であることがお分かりになると思います。

 

 アイスバス以外に、アイシングの効果と温水浴の効果を利用して、

身体の疲労回復や慢性障害の予防をする交代浴も疲労物質の除去に

有効です。

交代浴とは冷水と温水に交互に浸かるリカバリーの方法です。水圧と

冷・温水の温度差により、局所的な血流の増加血中乳酸の除去

炎症や浮腫の軽減筋緊張や痛みの軽減関節可動域の改善筋肉痛の軽減などに効果があります。

 

 上記のアイスバスや交代浴の後にストレッチングを行えば、より

リカバリーの効果を上げることが期待できます。


アイスバスの水温の目安:12~15℃

温水浴の水温の目安:38~40℃

温水(3~5分間)→冷水(1分間)→温水(1分間)→冷水(1分間)と温水と冷水を交互に5~10セット行う。

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